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一陸技 令和6年(2024)年07月期 無線工学A A-05

一陸技 令和6年(2024)年07月期 無線工学A A-05

次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)方式のマルチパスの影響に関する基本的な考え方を述べたものである。内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、マルチパスによる遅延波が1波存在する静的マルチパス伝送路であり、遅延波の希望波に対する遅延時間はガードインターバル長より短いものとする。(1)遅延波の遅延時間がガードインターバル長より短ければ、1シンボル前のOFDMシンボルからの干渉の影響を避けて標本化対象のOFDMシンボルのみを標本化することができ、標本化区間において各搬送波は希望波も遅延波も単一周波数の連続的な搬送波として扱うことができるが、遅延波の影響によりひずみを受けることになる。(2)搬送波間の直交性は保たれるため遅延波の影響は搬送波毎に独立に考えることができるものとし、OFDMの任意の搬送波において希望波Stの振幅を1、周波数をfとしStcos2πft、遅延波Stの希望波に対する振幅比をr|r|1、遅延時間をtd、初期位相差をθとすると、希望波と遅延波の合成波Stは式①で表される。StStStcos2πftrcos2πfttθAcos2πftφ・・・①ただしφ=tanrsin2πftθ/1rcos2πftθ(3)式①は、マルチパスによりひずみが掛け合わされ振幅変動と位相回転が生じることを示しており、信号点を本来の位置に戻さないとシンボルを正しく判定することができない。また、合成波の周波数特性は図のように振幅の最大値と最小値の比(PeaktoPeak)=最大値/最小値=B(真数)、周期fr=Cとする振幅リプルが生じ等価C/Nが劣化する。地上系デジタル放送では振幅・位相が一定の基準信号である分散パイロット信号SP(ScatteredPilot)を用いて伝送路特性を推定し、推定した伝送路特性で受信信号を除算することでマルチパスの影響を軽減している。振幅fr)最大値最小値)周波数(FA607-2)

答え:4


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