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一陸技 令和6年(2024)年01月期 無線工学A A-10

一陸技 令和6年(2024)年01月期 無線工学A A-10

次の記述は、図に示す合成開口レーダーの原理的な分解能等について述べたものである。内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、合成開口レーダーを搭載するプラットフォームの移動方向をアジマス方向、プラットフォームの移動方向と直交する方向をレンジ方向とし、このうちアンテナの直下Pから地表の観測面の方向をグランドレンジ方向、アンテナから観測面の方向をスラントレンジ方向とする。また、電波はスラントレンジ方向に照射し、地表面は平面、開口径D〔m〕のアンテナのビーム幅θ〔rad〕と波長λ〔m〕はθλ/Dの関係があり、アンテナから観測面までの距離は十分大きく、tanθθで近似できるものとし、受信信号のS/N等は考慮せず分解能は記載の条件でのみ定まるものとする。(1)合成開口レーダーは、レーダーを搭載したプラットフォームが移動しながら観測したデータを合成開口処理することで、一定の移動距離の長さを等価的なアンテナ長とし高分解能を得る方法で、リモートセンシング等に利用されている。(2)グランドレンジ方向の分解能Δy〔m〕は、図2に示す通りアンテナから送信されたパルスの幅をt〔s〕、電波の伝搬速度をc〔m/s〕、入射角をθ〔rad〕とすると、観測点A,Bが識別できる条件よりΔy=Aとなり、プラットフォームの直下付近では分解能が極めてBなる。(3)アジマス方向は、プラットフォームがアジマス方向に移動しながらパルスを送受することでアンテナと観測点の相対位置変化によるドプラーシフトが起きる。プラットフォームの対地速度をV〔m/s〕、合成開口時間をT〔s〕、スラントレンジ距離をR0〔m〕とすると、合成開口長L〔m〕はL=TV、ドプラーバンド幅B〔Hz〕はB2VT/λRで表される。従って、アジマス方向の分解能∆x〔m〕は∆xV/BCとなり、アジマス方向のアンテナ長を短くすると分解能はDなる。図1アジマス方向図2図3合成開口長L=TVアンテナDアンテナDアジマス方向PθR0θ送信パルススラントレンジ方向アジマス方向θR0t送信パルススラントレンジ方向R0θ観測面ABPΔy観測面グランドレンジ方向グランドレンジ方向レーダーの照射範囲

答え:4


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