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平成27年(2015)年07月期 無線工学B B-03

平成27年(2015)年07月期 無線工学B B-03

B-3次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。ア晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、100〔GHz〕以下では、22〔GHz〕付近に水蒸気分子の共鳴周波数が、60〔GHz〕付近に酸素分子の共鳴周波数がある。イ霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が高くなると減尐し、単位体積の空気中に含まれる水分の量に反比例する。ウ降雨による減衰は、雨滴による吸収と散乱で生じ、10〔GHz〕以上で顕著になり、200〔GHz〕付近までは周波数が高いほど、また、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。エ降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることと無関係である。オ二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に降雨があると、雨滴による散乱のために通信回線に干渉を起こす

答え:1,2,1,2,1


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