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一陸技 令和3年(2021)年01月期2 無線工学A B-05

一陸技 令和3年(2021)年01月期2 無線工学A B-05

次の記述は、我が国の中波放送における精密同一周波放送(同期放送)方式について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。ただし、相互に同期放送の関係にある基幹放送局をX局及びY局とする。ア同期放送は、相互に同期放送の関係にある基幹放送局の搬送周波数の差Δfが1〔kHz〕を超えて変わらないものとし、同時に同一の番組を放送するものである。イある受信場所におけるX局及びY局の搬送波間の位相差φ〔rad〕が1/Δf〔s〕の周期で0~2π〔rad〕の間を変化するため、その受信場所におけるX局及びY局の搬送波の合成電界は、同周期でフェージングを繰り返す。ウ原理的に、X局及びY局の搬送波の電界強度が等しい(等電界)場所における搬送波の合成電界は、X局及びY局の搬送波間の位相差φがπ〔rad〕のときはX局(またはY局)の電界強度の2倍になり、φが0及び2π〔rad〕のときは0となる。エ同期放送では、X局及びY局の搬送波の合成電界の変化と併せ、被変調波に位相差がある場合の受信ひずみなどが、等電界の場所とその付近でのサービス低下の原因になる。オ受信場所におけるX局及びY局の搬送波の合成電界によるフェージングの繰り返しは、受信機の自動利得調整(AGC)機能や受信機のバーアンテナ等の指向性によって所定の混信保護比を満たすことにより、その改善が期待できる。(FA302-7)

答え:2,1,2,1,1


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