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平成27年(2015)年07月期 無線工学A A-06

平成27年(2015)年07月期 無線工学A A-06

A−6次の記述は、BPSK(2PSK)復調器に用いられる基準搬送波再生回路の原理について述べたものである。内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の内には、同じ字句が入るものとする。(1)図1において、入力のBPSK波eiは、式①で表され、図2(a)に示すように位相が0又はπ〔rad〕のいずれかの値をとる。ただし、eiの振幅を1〔V〕、搬送波の周波数を〔Hz〕とする。また、2値符号は0又は1の値をとり、搬送波と同期しているものとする。ei=A〔V〕‑‑‑‑‑‑‑‑①(2)eiを二乗特性を有するダイオードなどを用いた2逓倍器に入力すると、その出力eoは、式②で表される。ただし、2逓倍器の利得は1とする。eo=(A2)=()=+cos(4π+2π)〔V〕‑‑‑‑‑‑‑‑②式②の右辺の位相項は、の値によって0又はBの値をとるので、式②は、図2(b)に示すような波形を表し、2〔Hz〕の成分を含む信号が得られる。(3)2逓倍器の出力には、2〔Hz〕の成分以外に雑音成分が含まれているので、通過帯域幅が非常にCフィルタ(BPF)で2〔Hz〕の成分のみを取り出し、位相同期ループ(PLL)で位相安定化後、その出力を1/2分周器で分周して図2(c)に示すような周波数〔Hz〕の基準搬送波を再生する。eiBPSK波2逓倍器eoBPF2基準搬送波再生回路PLL1/2分周器基準搬送波(a)〔V〕10振幅00πππei00π時間〔s〕図1振幅〔V〕12eoABC(b)01cos(2π+π)2π広い振幅時間〔s〕2cos(2π+π)2π狭い〔V〕基準搬送波3cos(2π+π/2)π狭い(c)04cos(2π+π/2)π広い時間〔s〕5cos(2π+π/2)2π狭い図2

答え:2


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